Subject : サービサイジング(servicizing)
カテゴリー : ビジネス
サービサイジング(servicizing)
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製品機能をモノとして販売するのに替えて、「リース」「レンタル」「シェアリング」のようにサービスの形で提供する考え方、機能販売型のビジネスモデルをいう。
ITの世界では、ユーザーがサーバ・ハードウェアを所有しない利用形態であるクラウドコンピューティングが近いと考えられよう。ITの世界では、ユーザーがサーバ・ハードウェアを所有しない利用形態であるクラウドコンピューティングが近いと考えられよう。
製造メーカーが製品の所有権を保持し続けることで、製品ライフサイクル全体における責任の所在が明確になり、製品の生産・流通・消費に要する資源・エネルギーの低減、使用済み製品・廃棄物の抑制、回収・再利用の促進が期待できる。欧米では製造業――特に化学会社など――では環境配慮/社会的責任のためにサービス産業化が進んでおり、そうした構造変化を「サービサイジング」という。
言葉としては、1999年に米国テラス研究所が環境保護庁に提出した報告書『Servicizing; A Quiet Transition to Extended Product Responsibility』あたりから知られるようになった。
同じ時期、欧州では
・PSS(product service systems=製品サービスシステム)、
・3S(sustainable service system=持続的なサービスシステム)、
・EES(eco-efficient service=環境能率サービス)などのコンセプトが提唱されている。
日本では経済産業省が、持続可能な社会の構築に向けたビジネス形態として、サービサイジング・ビジネスに着目、「グリーン・サービサイジング事業」として平成17年(2005年)度から調査研究やモデル事業などを実施している。
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