Subject   : コアコンピタンス (Core Competence)

カテゴリー : ビジネス


 コアコンピタンス (Core Competence)
 企業の中核となる能力や適性。企業はそれぞれ、事業を行うにあたって、独自な核となるノウハウや強みを持っているが、これをコアコンピタンスという。

他社に真似できない核となる能力。成功を生み出す能力であり、競争優位の源泉となる。

事業を多角化していく過程において、自社の強みを明確に意識した展開を図る必要性が説かれ、しかもIT活用で事業の核となる部分をさらに強固にすることで「新たなコアコンピタンス」を創出することが、現在の企業には求められている。そのためには、IT投資を既存業務の効率化に向けるだけではなく、創業以来築いてきたコアコンピタンスと最新の情報技術を融合させることが必要となる。

 不連続に変化する未来において強い競争力を保ち続けるためには、コア・コンピタンスを全社的に認識し、その強みから成果を生み出す組織学習が大切になります。精緻な分析を行い、綿密な計画を立てることよりも、立案された計画を全社員が正しく理解し、情熱と知的エネルギーを持って未来に挑戦することのほうが成功を生み出す原動力となります。核となる能力を磨き上げるために組織全体で学習を繰り返すことで、環境変化にも柔軟かつ大胆に対応できるのです。

 事業多角化の際にも、自社のコア・コンピタンスを正しく認識することが重要です。コア・コンピタンスという自社固有の経営資源を明らかにすれば、その資源を梃子(レバレッジ)にして幹となる事業を展開することや現状を前提としないストレッチ目標への見通しを立てることも容易になるでしょう。

1990年代初頭にロンドン・ビジネススクールのゲリー・ハメル教授とミシガン大学ビジネススクールのC.K.プラハラード教授が提唱した。

 ⇒ CSF(クリティカルサクセスファクター)

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