オープン・イノベーション（Open Innovation）

　自社以外の技術も積極的に取り入れて技術革新を図る手法。協力し合う相手は、大学や研究機関からアライアンス企業、参加している標準化団体など様々。技術が多様化・複雑化し、しかも開発にスピードが要求されるようになった現在、大企業といえども、事業に必要な全ての技術を単独で賄うことは難しくなっている。そこで、包括提携やクロスライセンス、場合によっては保有する特許や技術の無償開放などを通じ、他のプレイヤーと手を結ぶことで開発を効率化しようというのが、オープン・イノベーションのコンセプトである。提唱しているのは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロー教授。このような形での提携を仲介する業者も、既にいくつか登場している。

　⇒