Subject   : 監査役(auditing officer)

カテゴリー : ビジネス


 監査役(auditing officer)
 企業の会計監査、業務監査の担当者。株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査することがその役割。

 業務監査は取締役の職務の執行が法令・定款を順守して行われているかどうかを監査すること。会計監査は定時株主総会に計算書類が提出される前に行われる。2001年の商法改正で、資本金5億円以上または負債200億円以上の大企業は3人以上の監査役のうち半数以上(最低2人)は社外から起用することが義務付けられた。任期も3年から4年に延長された。

● 監査役会(auditor's meeting)
 1993年の商法、商特法改正で監査役の任期延長、社外監査役とともに導入された。

 監査役はそれぞれ独立しているのが原則だが、それだけでは特に大会社の場合、効率的で実効性のある監査は難しい。そこで、監査役会で各監査役の分担や調査方法などを決め、それに従って各自が調査した結果を持ち寄り、効率的な監査をするのが狙い。2001年の商法改正で、監査役の選任は経営側の思うままにならないよう、監査役会の同意が必要になった。
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