Subject : アルビジョア十字軍
カテゴリー : 歴史 >
アルビジョア十字軍
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南フランスのアルビやトゥールーズを中心に広まったキリスト教カタリ派討伐のための十字軍。カタリ(Cathari)とは清浄を意味するギリシャ語カタロスからきている。マニ教の流れをくむカタリ派は、厳格な禁欲主義をとり、教会組織や司祭制度を否定したため異端とされた。
当初、司教や伝道者による改宗計画を行ったが成果なく、ローマ教皇インノケンティウス3世は異端の撲滅を決断した。1209年、3万の軍隊が南フランスを急襲し、街を破壊、全住民を虐殺した。この絶滅作戦は広範囲で行われ、50年の間に100万人が虐殺された。ベジエでは、15,000人がサンナザーレ教会(SaintNazaire)で虐殺された。
追い詰められたカタリ派は、険しい山の上の城砦に身を潜めた。しかし、十字軍の執拗な攻撃に1255年に降伏した。1330年頃に最後の信者が火刑になり全滅した。
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<出典: 日本大百科全書(小学館) >
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