Subject : 少年十字軍
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少年十字軍
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第4回十字軍後、教皇インノケンティウス3世は新しい十字軍を起こすために、各地に説教師を派遣した。この頃、フランスの羊飼いの少年エティエンヌは、巡礼姿の神を見た。神は聖地回復と書いた手紙を少年に渡した。エティエンヌは神のお告げを説いてまわり、数千人の少年少女が彼に従った。
彼らは聖地に渡るためマルセイユにやって来たが、船賃を持っていなかった。ある船主が「お前達の殊勝な心がけに感心した。船に乗せてあげよう」と申し出た。彼らは7艘の船に分乗、マルセイユを出帆した。しかし、7艘のうち2艘は難破し、残りの5艘がようやくアレクサンドリアに着いた。少年たちは奴隷として売り飛ばされた。
- ● ハメルンの笛吹き男
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グリム兄弟により記録された民話。1284年頃、鼠捕りを名乗る一人の男がハメルンにやって来た。人々は、男にネズミ退治を依頼した。男は笛を吹き、ネズミの群れを川におびき寄せ溺死させた。しかし、人々は男に報酬を払わなかった。
男は街を後にしたが、数週間後に戻って来た。住民が教会にいる間に笛を吹き、子供達を街からおびきだした。130人の少年少女が男のあとに続き、洞窟の中に誘い入れられた。洞窟は内側から封印された。子供達は、街を出て少年十字軍に参加したという説がある。
<出典: 日本大百科全書(小学館) >
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