Subject : 第5回十字軍(1217-1221)
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第5回十字軍(1217-1221)
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第4回十字軍がエルサレムに向かわないため、教皇ホノリウス3世は新たな十字軍を呼びかけた。しかし、神聖ローマ帝国のフリードリヒ2世はイスラム教徒との戦いに消極的であり、十字軍の中核だったフランスはアルビジョワ十字軍を派遣していて余裕がなかった。結局、ハンガリー王やオーストリア候が参加した。
1217年、ハンガリー王エンドレ2世とオーストリア公レオポルト6世がアッコンに到着し、現地のエルサレム王国軍と合流した。十字軍はシリアで小規模の戦闘を行ったが成果はなく、ハンガリー王やアンティオキア公は帰国した。残った十字軍は、敵の本拠地エジプトに向かって軍を進め、1年にわたる包囲戦の末にダミエッタを占領した。その後、カイロに進撃したが敗れ降伏した。
この十字軍が教皇主導の最後の十字軍で、これ以降は国王主導の十字軍となる。
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<出典: 日本大百科全書(小学館) >
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