Subject : 第7回十字軍(1248−54)
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第7回十字軍(1248−54)
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再び占領されたエルサレムを奪還するため、信仰心の厚いフランス王ルイ9世が十字軍を起こした。1249年、エジプトを攻めダミエッタを占領した。その後カイロに進軍するが戦線は膠着し、最後はイスラム軍に包囲されて全員捕虜となってしまった。結局、ダミエッタなどの占領地を放棄し、多額の身代金を払って解放された。
その後、アッコンを拠点にシリアに勢力拡大を試みたが成果はあがらず、1254年にフランスに戻った。
エジプトではこの十字軍との戦闘中の1250年にトルコ人傭兵がクーデータを起こし、アイユーブ朝を倒してマムルーク朝を建てた。マムルークとは奴隷出身の軍人のこと。この王朝は、1517年にオスマントルコのセリム1世に滅ぼされるまで存続する。
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<出典: 日本大百科全書(小学館) >
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