Subject : 第8回十字軍(1270)
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第8回十字軍(1270)
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再び聖地奪回に執念を燃やすルイ9世は、第8回十字軍を起こし、チュニジアを攻撃した。しかし、チュニジア上陸後ほどなくルイ9世は病死し、何の成果もなく引き上げた。これが最後の十字軍となった。
エジプトのマムルーク朝は、モンゴルの侵攻をアイン・ジャールート(Ayn Jalut ゴリアテの泉)で撃破し、十字軍国家の攻略に乗り出した。1289年にトリポリを落とし、1291年に最後の拠点アッコンを占領した。ティール、シドン、ベイルートは戦わずに放棄され十字軍国家は壊滅した。イスラム軍は二度と十字軍がやって来ないようにするため、これらの町を破壊した。
十字軍はイスラム側から見れば侵略者である。このため、十字のシンボルを用いる赤十字は、現在もイスラム圏では忌避されており、赤新月などの別の言葉やシンボルで活動している。
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<出典: 日本大百科全書(小学館) >
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