Subject   : スレイマン1世 

カテゴリー  : 歴史  > 


 スレイマン1世
トルコを中心に東地中海を支配したオスマン帝国の第10代のスルタンで、積極的な海外遠征と軍事・内政組織の整備により帝国の最盛期を築き、ヨーロッパの国際情勢にも大きな影響力を持った。

 トルコでは法典を編纂し帝国の制度を整備したことから「立法者(カーヌーニー Kanuni)」と呼ばれているが、ヨーロッパでは「壮麗者(the Magnificent)」と称される。日本では、その偉大さから「スレイマン大帝」と呼ばれることが多い。   

その領土はアジア,アフリカ,ヨーロッパ3大陸にまたがり,東地中海一帯を覆う大帝国となった。在位中,13回の親征を行ったが,とりわけ1529年のウィーン包囲攻撃はヨーロッパ諸国の心胆を寒からしめた。ロードス島のヨハネ騎士団を放逐して地中海の制海権を掌握し,インド洋ではポルトガルと覇権を争った。



<出典: 日本大百科全書(小学館) >
 ⇒ 世界史年表

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