Subject : ハードディスクドライブ

カテゴリー: パソコン > 周辺機器 > ハードディスク

 ハードディスクドライブの構造
「プラッタ」と呼ばれる円盤状の金属板を一定速度で回転させながら、磁気的に データを記録するストレージです。 現在市販されている大容量ハードディスクには、通常、複数のプラッタが 積層されるように配置されており、各プラッタの面にそれぞれ1つのヘッドが 用意されています。
プラッタの表面は、同心円状に区切られている領域があります。これを 「トラック」と呼びます。 各プラッタ上で、中心からの距離が同じトラックを積み重ねたものを 「 シリンダ 」 と呼びます。 各トラックは、「セクタ」と呼ばれる領域に分割される。セクタは ハードディスクにおける物理的な記憶域の最小単位です。 1セクタの記憶容量はたいてい 512 bytes です。 通常、OSが管理するファイル・システムでは、連続するいくつかのセクタ をまとめた「クラスタ(cluster)」を記憶域の最小単位として扱います。
データを読み書きするのが「磁気ヘッド」で、アームを移動させることで、 ヘッドは円盤の内側から外側まで移動できます。各ヘッドは、いつでも それぞれのプラッタ上の同じトラック上に位置しています。
 ファイルの読み書き
OSは、そのファイルがディスク中のどのクラスタに存在するかを知っているので、 そのクラスタに対応するセクタを読み出す命令をディスクに送ります。 ハードディスクは、指示されたセクタを読み出すために、そのセクタが存在する トラックの真上に磁気ヘッドを移動さます。 この動作を「ヘッドの位置決め」と呼び、これに必要な時間は「シーク時間 (seek time)」と呼ばれます。 ヘッドの位置が決まったら、ヘッドの真下にデータが記録されているセクタが 回ってくるのを待つ。この待ち時間は「回転待ち時間」と呼ばれます。

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