Subject : シリアルATA
カテゴリー : パソコン > 周辺機器
シリアルATA
-
2008年くらいから、従来のIDEと比べケーブルやコネクタなどの物理的な仕様が
大きく変更されたハードディスクが主流になっています。これは、シリアルATA
と呼ばれる規格です。シリアルATAデータケーブル(Serial ATA 7ピンオス - Serial ATA 7ピンオス)。 シリアルATA電源変換ケーブル 。
IDE(ATA)の後継として開発されている次世代ディスク・インターフェイス。誕生当初からIDEがデータ伝送に8bitsまたは16bitsのパラレル伝送方式を採用していたのに対して、シリアルATAではその名のとおりシリアル伝送方式を導入しているのが大きな特徴である。
信号ケーブルは従来の40/80芯フラット・ケーブルから7芯となり細くなったほか、ケーブル長は457mmから1000mmに延長された。また、従来は1本の信号ケーブルに最大2台までドライブを接続していたが、シリアルATAでは1台のみ、つまりPCとドライブは1対1に信号ケーブルで接続される。もちろんコネクタ形状も変わっており、3.5インチ幅と2.5インチ幅それぞれのハードディスクで、コネクタ形状が統一された(従来はコネクタのピン間距離などが異なっていた)。
最大転送速度は、従来のIDE(Ultra ATA/100)が100Mbytes/sなのに対し、シリアルATAでは150Mbytes/sに向上している。また、従来のIDEでは、フラット・ケーブルの電気的な特性などにより、転送速度はほぼ上限に達していて性能向上が困難なのに対し、シリアルATAでは同じケーブルとコネクタのまま2倍(300Mbytes/s)の性能向上が予定されている。
ソフトウェア・モデルについては、現行のIDEのものをエミュレートすることで互換性を維持する。そのため、デバイス・ドライバなどのソフトウェアは、大きな変更なしでシリアルATAに対応できるという。
- ● シリアルATA II (serial AT Attachment 2)
-
シリアルATAをベースとして、主にサーバ向けに拡張した規格。シリアルATA 1.0に対して、2段階に分けて機能の拡張を予定している。
第1段階では、コマンド・キューイングやアウトオブオーダ実行などの機能拡張による性能向上、冷却ファンの制御や温度の検知などディスク・ユニットの管理機能、ホットプラグの対応などが図られる予定だ。2002年後半には規格化を行い、2003年中ごろまでに対応製品の出荷が行われることが期待されている。
第2段階では、データ転送速度をシリアルATA 1.0の150Mbytes/sから300Mbytes/sへ2倍に高速化することや、ドライブ接続数の拡張などが行われる。2003年後半に規格化を行い、2004年中ごろまでに対応製品の出荷が行われるという。
⇒
インターフェース
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]