Subject : 旧暦の月名表記
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旧暦の月名表記
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旧暦 -->明治5年(1872)の太陽暦採用以前に使用されていた暦法。
明治6年(1873)1月1日から新たに新暦が使用されるようになった。
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月 |
旧暦 |
読み方 |
別な表記 |
一月 |
睦月 |
むつき |
寅月、孟春 初春 上春
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二月 |
如月 |
きさらぎ |
卯月、仲春、衣更着、梅見月
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三月 |
弥生 |
やよい |
辰月、季春 晩春 暮春 杪春
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四月 |
卯月 |
うづき |
巳月、卯月 孟夏 初夏
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五月 |
皐月 |
さつき |
午月、仲夏
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六月 |
水無月 |
みなづき |
未月、季夏 晩夏
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七月 |
文月 |
ふみづき |
申月、孟秋 初秋 上秋
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八月 |
葉月 |
はづき |
酉月、仲秋
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九月 |
長月 |
ながつき |
戌月、季秋 晩秋 暮秋 杪秋
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十月 |
神無月 |
かんなづき |
亥月、孟冬 初冬 上冬
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十一月 |
霜月 |
しもつき |
子月、仲冬
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十二月 |
師走 |
しわす |
丑月、季冬 晩冬 暮冬 杪冬
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- 睦月 :正月は老若男女、身分などにかかわらず互いに拝賀し、親族一同集まって遊宴する睦(むつ)び月の意から、これが訛(なま)ってムツキとなった。
- 如月 :
2月はまだ寒いため、衣(きぬ)を重ね着するので「衣更着(きさらぎ)」となった。ただし、由来にはこの他いくつか説がある。また、「如月」という字は、中国の2月の異称(如月(じょげつ))に由来している。
- 弥生 :
木草弥生(き‐くさ‐いや‐お)い茂る月(草木がいよいよ生い茂る月)という意で、「きくさいやおいづき」が詰まってヤヨイとなった。
- 卯月 :
卯の花が咲くころ、つまり「卯の花月」が略されて「卯月」となった。
- 皐月 :
ちょうど田植えの盛んな時期で、早苗を植える月の意で早苗月といっていたのが、サツキとなった。
- 水無月 :
「無」は本来は「の」の意で「水の月」。田に水を注ぎ入れる月の意。
- 文月 :
7月7日の七夕にちなんだ呼び名。『万葉集』で7月をフミツキとよませている。「文月」という字は、七夕の日に書物を夜気にさらす行事があり、それで「文月」となったという説がある。
- 葉月 :
木の葉が落ちる月、「葉落ち月」が訛ったもの。また、稲穂の「発月(はりづき)」の意から来たとされる説もある。
- 長月 :
秋の夜長のころ、ということで、「夜長月(よながつき)」が略されて「長月」となった。
- 神無月 :
旧暦10月には全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神様が留守になることから神無月(かみ‐なし‐づき)となったとされる。
- 霜月 :
霜が降る月で、「霜月」となった。
- 師走 :
一年の終わりである12月は忙しく、師匠も趨走(すうそう)(走り回ること)するので「師趨(しすう)」となり、これが「師走」となった。
⇒
暦のことば(二十四節気)
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