Subject   : 十界、六道、八大地獄

カテゴリー  : その他  


 十界
仏教でいう迷いと悟りのすべての境地を十種に分類したもの。 地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞(しょうもん)、 縁覚、菩薩(ぼさつ)、仏の各界。 最初の三界を「三悪道」、 つぎの三界を「三善道」といい、この六界を迷界とみて 「六道(ろくどう)」と称し、 後四界を執着を断って現実を超越した 存在ということで「四聖(ししょう)」と称する

十界 その他の名前 メモ


四聖
菩薩
四聖
縁覚
四聖
声聞 しょうもん 四聖

天上
三善道。古代インドの神々が住む処で、人間にない超能力や歓楽がある
人間
三善道。人間の住む処で、四苦八苦と無常とで成り立つ
修羅
三善道。天に近い能力を持つ鬼神が住む処で、天界から侵害され傷つけられる
畜生
三悪道。鳥猛類、獣類、虫類などが住み、互いに殺傷しあう
餓鬼
三悪道。閻魔王の支配下にあり、食物や水のない世界
地獄
三悪道。火あぶりや釜ゆでなどの苦しみの世界。八大地獄がある

 八大地獄
仏教の説く諸々の地獄のなかでも、もっともよく知られた八種の地獄です。 等活、黒縄、衆合、叫喚、大叫喚、焦熱、大焦熱、無間(「阿鼻地獄」とも)。 「八熱地獄」「八大奈落」ともいいます。
等活地獄
とうかつじごく
罪人同士が互いに害し合う。気を失っても生き返り、再び苦しみを受ける
黒縄地獄
こくじょうじごく
鋸や斧で切り刻まれる
衆合地獄
しゅうごうじごく
鉄臼で突かれたり、獣に襲われる
叫喚地獄
きょうかんじごく
弓矢に追われ、鍋や釜で煮られたり、熱い鍋汁を口から注がれる
大叫喚地獄
だいきょうかんじごく
前の四大地獄の10倍の苦しみ。舌を抜かれる
焦熱地獄
しょうねつじごく
大叫喚地獄の10倍の苦しみ。猛火で串焼きにされる
大焦熱地獄
だいしょうねつじごく
前の六大地獄の10倍の苦しみ。火の極限の苦しみ
阿鼻(無間)地獄
あび(むけん)じごく
80の釜の他に、大蛇、虫などであふれる、苦の極限

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