Subject   : 果実加工品

カテゴリー  : その他  


 果実加工品
果実缶・瓶詰・ジャム・マーマレード及び果実バター・果実漬物・乾燥果実・果実冷凍食品・その他の果実加工品

● ジャム
 ・果実に糖類を加えて加熱濃縮し,ゼリー化させる,  ・果肉の形の残っているジャムをプレサーブという
 ・ジャムがゼリー化しやすい条件は,ペクチン含量0.5%以上,糖濃度60%以上でpH2.8〜3.2

● マーマレード
 ・柑橘類の皮を含むジャム

● 缶詰
 ・ウンシュウミカン、モモ、オウトウ、セイヨウナシ、クリ、ビワ、ブドウ、アンズ、スモモ、イチジク、ナツミカン、リンゴなどがある。
みかんの缶詰は、果実を水洗・洗浄し、剥皮しやすくするため果実を 90℃程度の熱湯に1分間浸潰してからロール剥皮機によって果皮をはぐ。かたまっているじょうのうをバラバラにする(身割り:ほろ割り)ため、強圧水で噴流を果肉にあて、水圧で分離する。その後、じょうのう膜を塩酸溶液、水酸化ナトリウム溶液によって可溶化し、除去して脱皮した果肉を得る。肉詰後、糖液を注入した缶詰を脱気・密封してあと、殺菌、冷却し製品化される。

● 砂糖漬け
 砂糖漬けは果実の形状を壊さないように、また、果肉が収縮して硬くならないように糖液を浸透させる。そのため、40%位の糖液から徐々に濃度を上げ、最終糖度を60〜70% にした後、乾燥して製品化したものであり、保存性が高いのが特徴である。ブンタン果皮の砂糖漬け、マロングラッセ、クリ砂糖漬けなどがある。

● ドライフルーツ
 ドライフルーツ(乾燥果実)は果実中の水分を種々の方法で乾燥し、微生物の活動と酵素作用を抑えて、糖濃度を高め、長期の保存が可能にした製品である。乾燥方法には、自然乾燥と人工乾燥があり、さらに、加圧、常圧、真空乾燥に細分される。リンゴ、アンズ、スモモ(プルーン)、カキ、ブドウ(レーズン)、イチジク、バナナ、などの製品がある。わが国では干しガキの生産は多いが、その他の乾燥果実の製造は少なく、多くは海外から輸入されている。(
 ⇒ 還元濃縮

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]