六曜〔りくよう〕、六�W

先勝，友引，先負，仏滅，大安，赤口。この六つの星を六曜といいます。

六曜は六曜星の略で，本来リクヨウと読むのが正しい．中国・朝鮮・日本のどの国の官暦にも記載されたことがなく，明治のなかばごろから流行し始めた．明治６年の太陽暦が実施されるに及んで，この六曜が「おばけ暦」（秘密出版の暦）の暦注として，人々の口々に上るようになって流行し始め，第二次世界大戦後に大流行し，現在に至っている。
六壬時課とか小六壬と呼ばれるものは，時刻の吉凶占いに用いられていたものであるが，貞享年間から，日本式の日の占いへと変化を見せはじめ，名称・順序・解釈も日本独自のものへと進展して行きました。 永暦雑書 天保６年(1835)の壬時のうらないでは、六曜の日取りは，旧暦の朔日（一日）に最初の六曜が， 大安、 留連、 速喜、 赤口、 小吉、 空亡、 の順番でした。その後、 先勝，友引，先負，仏滅，大安，赤口の順で変更されました。

種類	読み方	旧暦の朔日
先勝	せんかち（せんしょう，さきかち）	正月・七月朔日
友引	ともびき（ゆういん）	二月・八月朔日
先負	せんまけ（せんぷ，，さきまけ）	三月・九月朔日
仏滅	ぶつめつ	四月・十月朔日
大安	たいあん（せんしょう，だいあん）	五月・十一月朔日
赤口	しゃっく（じゃっく，じゃっこう，しゃっこう，せきぐち）	六月・十二月朔日

当初は日の吉凶を示すものではなく，現在の七曜と同じように，単に日にちを区別するための記号であった．それがやがて神格化され，それぞれに吉凶が付加されたのではないかと考えられます。 六曜は江戸時代末期頃から流行しだしたが，その吉凶を調べてみると，一つの特徴がある．それは，勝負ごとにこだわっている点である． 高島系と土御門では解釈が異なっていますが、迷信には違いないのですが，結婚式を仏滅に挙げる人は少ないし、逆に式場が空いていて，割引などがあったりするので挙げる人もいます。

種類	高島	土御門
先勝	万事急ぐこと吉，午後凶	午前吉，午後凶，急いで吉
友引	夕刻大吉，葬式を忌む	午前は利益なく夕方吉
先負	静かなことに吉，午後吉	平静を守って吉，午後吉
仏滅	凶日，何事も忌む	吉凶なし
大安	吉日，旅行移転その他吉	吉日にて万事進んでよし
赤口	凶日，但し正午だけ吉	正午は吉，前後は大凶

　⇒　暦のことば（二十四節気）