Subject   :分散オブジェクト技術(distributed object technology)

カテゴリー  : パソコン > ソフト > プログラミング 


 分散オブジェクト技術(distributed object technology)
分散オブジェクト技術とは、共通の呼び出し規約に従って動作するソフトウェア部品(オブジェクト)をネットワーク上の複数のコンピュータに配置し、それらを連携動作させることによりシステムを構築する手法。

ソフトウェアを機能に応じて分割・部品化することにより、再利用性が高まり、一部を修正しても全体を構築しなおさずに済むなど開発効率の向上が期待できる。また、分割したソフトウェアを複数のコンピュータで役割分担して実行することにより、効率的な資源の活用が可能となる。

分散オブジェクト技術を使うと、コンピュータの環境の違いやプログラミング言語の違い、ネットワークの実装や送受信方法、通信経路のセキュリティの確保などを隠蔽することができ、プログラマはこうした違いや詳細を気にすることなく、別のコンピュータにあるオブジェクトを簡単に呼び出して利用することができる。

分散オブジェクト技術には、OMGが策定したCORBAや、Microsoft社がWindowsプラットフォーム向けに開発したDCOM、Java言語で利用されるJavaRMIなどの種類がある。これらの分散オブジェクト技術間を橋渡しする技術も開発されている。

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   ⇒ Java

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