Subject   :Apache Cordova

カテゴリー  : パソコン > ソフト > プログラミング 


 Apache Cordova
Apache Cordovaは、HTML/CSSとJavaScriptやTypeScriptといったWebベースの テクノロジーだけでスマートフォンやタブレット用のアプリを作ることができる、モバイル 環境向けのアプリを作成するためのフレームワーク。

PhoneGap(フォンギャップ)は、アドビシステムズ(買収前はニトビ・ソフトウェア社)によって開発されているオープンソース(Apache 2.0 License)のモバイルアプリ開発フレームワーク。

ニトビ・ソフトウエアをアドビシステムズが買収したことにより、PhoneGapはAdobeのプロダクトとなったが、そのソースコードはApacheソフトウェア財団に寄贈され、Apache Cordovaという名前でメンテナンスされている。

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2010年からHTML5向け開発ツールを拡充。2011年にはNitobi社のPhoneGapを買収しApacheへ寄贈、「Apache Cordova(以下、Cordova)」として、オープンソースコミュニティ主体の開発が開始される。アドビ自身も、CSS3の強化のため、Webの標準化に関わりを持つようになる。2014年4月には、企業向けの導入を想定した「Adobe PhoneGap Enterprise」を発表した。

● マイクロソフト
Visual Studioは2010年頃からHTML5対応が行われ、「NuGet」の公開など、WebのOSS製品を活用するためのツールの拡充を行っている。そして2014年上旬、Visual Studio 2013のアップデートで、Cordovaのサポートツール「Multi-Device Hybrid Apps」を公開した。これまでマイクロソフトが培ってきたWeb開発ツールの技術を、iOSやAndroidなどのモバイルアプリ開発にも活かせるようになった。

● SAP
2010年にSybaseを買収し、同社のモバイルソリューションのノウハウを吸収。その後、2012年にはSycloを買収し、CordovaをベースとしたBYODソリューションとして「SAP Mobile Platform」を5月22日に発表。SAPには珍しく、ベンダー独自機能を排する方針としている。UIコンポーネントをOSS化したり、jQueryベースの開発に対応するなど、オープン化を全面的に押し出し、モバイルとオープンWebの融合を目指す

● マイクロソフト
Visual Studioは2010年頃からHTML5対応が行われ、「NuGet」の公開など、WebのOSS製品を活用するためのツールの拡充を行っている。そして2014年上旬、Visual Studio 2013のアップデートで、Cordovaのサポートツール「Multi-Device Hybrid Apps」を公開した。これまでマイクロソフトが培ってきたWeb開発ツールの技術を、iOSやAndroidなどのモバイルアプリ開発にも活かせるようになった。

● オラクル
2008年頃からWindows MobileやBlackBerryをターゲットとしたモバイル・フレームワーク「Oracle ADF Mobile」を発表した。2012年から世代交代し、ハイブリッドアプリへ参入している。オラクルはJavaを推しているため、ハイブリッドアプリもJava(組み込みJVM)という印象を持たれがちだが、Cordovaに対応しHTML5によるハイブリットアプリ開発も可能としている。

● IBM
2012年の上旬にイスラエルの企業を買収し、Cordovaに対応したエンタープライズ・アプリケーション・プラットフォームとして「IBM Worklight」を発表した。W3Cにも議席で参加しHTML5の標準側からのアプローチにも強みをみせるなど、モバイルとWebの融合に対して積極的な姿勢をみせている。

   ⇒ Java

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