Subject : イオンと健康
カテゴリー: 健康・医療情報
イオンと健康
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「イオン」とは電荷をもつ原子、または原子団のことだといわれています。言いかえればプラスかマイナスの電気を帯びた極めて小さな超微粒子のことです。 イオンは普段、空気や大気のなかで電荷をもった小さな超微粒子の集団として浮遊しています。
また、イオンは私たちのからだの中でも重要な働きをしています。私たちのからだは約60兆個の細胞からできているといわれますが、その細胞の中と外の液の中にはカリウムやナトリウム、カルシウム、塩素などの電解質イオンが含まれていて、健全な細胞の働きに不可欠な要素として有機的に動き回っています。
プラスイオンは「疲労イオン」、マイナスイオンは「快適イオン」・「元気イオン」などと呼ばれることもあります。都市化、工業化により本来中性であるべきイオンバランスは崩れ、生活環境全体でプラスイオンが過剰となっており、住む人々の健康障害が懸念されています。
空気が澄みきった郊外の森林、池、沼、湖、滝の周囲など水の豊富な地域ではマイナスイオンが多く、誰もが爽快感を味わうことができます。(森林浴効果) これは「空気イオン化現象」といって、滝のように空気中で微細な水滴が分裂するとき、水滴はプラスに帯電し、周囲の空気はマイナスに帯電することによりマイナスイオンが発生するからです。
また、樹木の幹や葉からはフィトンチッドという物質が揮発されており、大気中にある塵、悪臭など細かい汚染物質を清浄化するマイナスイオンを大量に発生していることによるのです。
一方、車や工場の排気で汚された都市部の空気は、大量のプラスイオンに帯電しています。また、有機溶剤の濃い環境、電磁波の飛び交うオフィスなどの空気もプラスイオンに帯電しています。
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