Subject : 緑内障
カテゴリー: 健康・医療情報
緑内障
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緑内障は、眼の中の液体である房水の産生量と排出量のバランスが崩れ、眼圧が異常なレベルにまで上昇すると起こります。眼に栄養を与えている房水は、通常は毛様体によって虹彩の裏側にある毛様体(後房内)でつくられ、眼の前方(前房)に流れていき、虹彩と角膜の間の排出管(隅角)から排出されます。房水の産生と排出のバランスによって、眼の中で房水が常に流れ、眼圧の上昇が防止されています。緑内障では、房水を排出する管が詰まったり閉じてしまったりします。そうなると、眼の中の房水は前房で新しい房水が産生されても外に出ていくことができません。その結果、眼圧が上昇します。
通常、緑内障は眼圧が上がることによって、眼の中に写った像を、大脳に伝える視神経が圧迫され、見える範囲である視野が狭くなってゆく病気です。この視野狭窄は鼻側(はながわ)からはじまって、しだいに、中心部へ進行し、視力も悪くなってゆきます。
緑内障の怖い点は自覚症状がないうちに病状が進行していくことです。もちろん、放置しておくと失明状態にいたり、現在、成人の失明原因の第2位になっています。
40歳以上の30人に1人がかかっていると言われています。
眼圧は21ミリ水銀柱程度までが正常とされていますが、多少、個人差があり、眼圧が正常でも視神経が圧力に耐えられず、視野狭窄を起こしている場合もあります。したがって、眼圧検査だけでは診断できない場合もあり、視野検査や眼底検査も必要です。
一般に緑内障といえば、「眼の痛みや頭痛がする」と言われていますが、実は、自覚症状のない緑内障が大多数なのです。緑内障にになって視野狭窄が出た場合、元に戻すことは出来ませんが、病状の進行を止めることは出来ます。ですから、できるだけ早期に発見し、それ以上悪くしないことが大切です。治療のポイントは出来るだけ眼圧を下げることです。点眼薬による治療が一般的ですが、視野狭窄の進行具合によっては手術を行います。
緑内障には、開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障という大きく2つのタイプがあり
ます。
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目の異常
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