Subject : ひょう疽
カテゴリー: 健康・医療情報
ひょう疽
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ひょう疽は、指先の軟組織(指の腹)に起こる感染症です。
手足の爪切りの時に深く爪を切り過ぎたり、調理の時に魚介の骨やとげを 刺したり、水仕事をした後に爪の周囲がふやけたりした場合に爪のまわり が赤く腫れて痛くなることがある。
このような状態を俗にひょう疽(ひょうそ)といい、主として黄色ブドウ球菌によって起こってくる。ひょう疽のことを正式には化膿性爪囲炎( かのうせいそういえん)という。
単に爪囲炎(そういえん)といってもよい。また陥入爪があるとひょう疽 になり易く併発のケースが多くみられている。手のひょう疽の場合は水仕 事の多い主婦や掃除屋さんや調理師さんなどは慢性化してなかなか治らな いことがある。
早いうちなら局所を安静にして冷したり、抗生物質の内服で治りますが、
深いところに膿(うみ)がたまったりすると、なかなか自然に外に破れて膿が出るようにはならず、大きな切開をしたり、爪をとったり、まれには骨の一部を削ったりすることもあります。また腱(けん)や関節が細菌におかされると、治ったあとでも指の変形や動きがわるくなることが残ることもあります。
- ● 原因
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急性の爪周囲炎(爪囲炎)では,原因となる微生物はふつうは黄色ブドウ球 菌だが、まれに緑膿菌、あるいはプロテウスで,時にはカンジダまたは単 純ヘルペスウイルスも原因となる。
爪周囲炎の原因菌にはシュードモナス属やプロテウス属などを含む、さまざまなものがあります。
これらの微生物は、ささくれ,爪の外 傷、あるいは慢性的な刺激(例えば水や洗剤)の結果としてできた表皮の 裂け目から侵入してくる。慢性の爪周囲炎は通常,長時間にわたって水と 接触する職業に発生する、お子さんの指しゃぶりからも二次的に発生する ことがある。複数の細菌と真菌(通常,カンジダ)による感染が原因となっ ている。
- 【治療】
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症状が軽症であれば、1日に数回患部を温水に浸して血流を良くします。通常は抗生物質が必要になります。膿瘍は外科的に膿を出して治療する必要があります。
症状が軽症であれば、1日に数回患部を温水に浸して血流を良くします。
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