Subject  : 充血緩和薬(鼻づまりの薬)

カテゴリー: 健康・医療情報 


 充血緩和薬(鼻づまりの薬)
ウイルスが、特に鼻の粘膜から侵入すると、血管が拡張して腫れを起こします。この場合、充血緩和薬を投与すれば、血管が収縮して多少和らげることができます。経口充血緩和薬中の有効成分には、プソイドエフェドリンとフェニレフリンがあります。

充血緩和薬の副作用には、緊張感や興奮、動悸、不眠などがあります。これらの薬は全身を循環し、鼻の血管だけでなく、他の血管を収縮させるため血圧が上昇することがあります。このため、高血圧や心臓病のある人は、医師の監督指導下でのみ服用するか、あるいは使わないようにすべきです。糖尿病や甲状腺機能亢進症の人も、充血緩和薬を服用する場合は、医師の監督指導が必要です。
これらの副作用を避けようとして、他の臓器系への影響なしに鼻組織の腫れを一時的に減らすために、しばしばスプレー式点鼻薬が使われます。スプレー式点鼻薬は効き目が非常に速く具合がよいので、ラベルに記載されている限度の3日を超えて使いたがる人が多いようですが、乱用すると、鼻づまりがリバウンドして悪循環に陥ることがあります。スプレーの効果が徐々になくなってくると、鼻の小血管が拡張して充血や鼻づまりが生じてきます。
オキシメタゾリンまたはキシロメタゾリン入りの長時間作用型スプレー式点鼻薬では、約12時間緩和作用が続きます。

 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]