Subject  : 副腎クリーゼ(急性副腎皮質機能不全)

カテゴリー: 健康・医療情報 > 


 副腎クリーゼ(急性副腎皮質機能不全)
副腎クリーゼ(急性副腎皮質機能不全)は、副腎皮質ホルモンの生成、分泌が異常になるものである。

副腎の外傷等による副腎機能低下症や、アジソン病、副腎皮質ホルモンの服用停止等が原因となる。副腎皮質ホルモンは、身体の代謝、機能調整をつかさどるもので、緊急に治療しないと、生命の危険がある。

 【症状】
・倦怠感 ・食欲不振 ・嘔吐 ・腹痛 ・下痢 ・発熱 ・血圧低下 ・呼吸困難 ・チアノーゼ ・意識障害

 【治療】
緊急に副腎皮質ホルモンを供給し、ブドウ糖、電解質の輸液を要する。

 【原発性副腎皮質機能低下症】
副腎皮質に起因する糖質コルチコイドの分泌低下を主態とする疾患群である。糖質コルチコイド低下に対するネガティブフィードバック欠如により、上流である副腎皮質刺激ホルモンの分泌過多が生じる。糖質コルチコイド自体は低下しておりそれによる症状に加え鉱質コルチコイド低下による症状、さらにACTH過剰分泌に伴うMSHによる皮膚色素沈着が起こる。原因は、アジソン病、結核、悪性リンパ腫、ウォーターハウス・フリードリヒセン症候群など。
 ⇒ 内分泌・代謝泌系の病気

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]