Subject  : 資源ごみ(再生資源)

カテゴリー : 環境 


 資源ごみ(再生資源)
紙、鉄くず、アルミニウム、ガラスびん、布など、再生利用可能なごみのこと。 再生資源とも言う。 ほとんどの自治体では家庭ごみを可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、の3種類に 分別して収集し、焼却、埋め立て処理をしているが、再生利用可能な資源ごみを 分別収集し、資源化に供している自治体多い。 そのほか、住民による集団回収や回収業者による資源ごみの回収も行われている。
■ ガラスびん
飲料や食品、調味料のほか、薬、化粧品などの容器として幅広く利用されている ガラス製の容器。ガラスびんには、繰り返し何度も使われる リターナブルびんと、使い捨てのワンウエイびん がある。
リターナブルびんは洗浄すれば再利用が可能であり、ワンウエイびんも砕いて再びガラスに再生できるため、ガラスびんは100%リサイクルできる容器といえる。
使用済みのガラスびんから異物を取り除き、1cm角に砕いたものを カレットといいます。
 回収されたワンウエイびん、割れたり、傷がついたリターナブルびんなどがカレットとして再利用される。ガラスびんのバージン原料は硅砂、ソーダ灰、石灰岩である。
カレットはバージン原料よりも低温で溶けるため使用率を高めれば、バージン原料を 節約できるだけでなく、エネルギーの節約にもつながる。
■ 再生紙
原料に古紙を配合した紙。新聞用紙、段ボール、ボール紙、トイレットペーパーなどはもともと再生紙であるが、近年は書籍や雑誌、文具、OA用紙などへの使用も増えている。 再生紙の生産量は少なく、古紙に含まれるインクを抜く脱墨の工程が必要なため、 バージンパルプだけでつくった紙よりも割高になるが、急増する紙ごみの原料と 森林資源保護のため、再生紙を導入する官庁や民間企業が増えている。 しかし、脱墨の工程で使用する大量の塩素がダイオキシンを発生させることが明らかになり、 紙の大量消費、大量廃棄自体が問われている
■ アルミ缶
アルミニウムを原料とした飲料缶。炭酸飲料やビールなどの内圧の高い飲料の缶 として普及している。アルミ缶に使われているアルミニウム合金は純度が高いうえ、 再生にはボーキサイトから新たに製品を作る場合に比べてエネルギー消費が3%で すむため、有価物としての価値が高い。 回収されたアルミ缶は再びアルミ缶になるほか、自動車のエンジン、電気製品や 機械部品などに再利用される。


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