Subject  : バイオディーゼル(Bio Diesel Fuel)

カテゴリー : 環境、エネルギー 


 バイオディーゼル(Bio Diesel Fuel)
 バイオマス(生物資源)を原料にした油脂を、粘性の低いメチルエステルにした燃料で、ディーゼルエンジン用の軽油を代替できる。

 欧州では菜種や大豆油から製造され、マレーシアやインドネシアなどではパーム油からの生産が進む。日本でも廃食用油から作られ、ごみ収集車用の燃料に一部地域で使われている。植物を原料とするため、地球温暖化の抑制につながるとされる。

● バイオエタノール(Bio Ethanol)
 トウモロコシや廃木材などバイオマス(生物資源)から作ったエタノールで、ガソリン代替燃料になる。

 高濃度アルコール含有燃料はエンジンのアルミ部品などを腐食させ、自動車事故につながるとの指摘もあり、2003年8月には「揮発油等品確法」が改正され3%までなら混合可能になった。京都議定書上の取り決めでバイオマスは燃やしても国の温暖化ガス排出量に組み込まれないため、運輸部門の温暖化防止対策として注目されている。石油連盟は、07年4月からバイオエタノールと石油製品を合成した「ETBE」の販売を始めた。環境省は混合比率3%の「E3」を普及させる戦略を描く。
 ⇒ バイオマス

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