Subject  : カビが繁殖する条件

カテゴリー: 生活情報


 カビが繁殖する条件
 カビの胞子は空気中を浮遊していて、この胞子が壁をはじめ、あらゆるものに付着。そこがカビの生育する条件を満たしていれば、数時間で発芽が始まります。そして、その先端が伸びはじめ、あちこちに枝を出して菌糸をつくります。  菌糸は網目状に枝分かれさせながら広がり、長い糸状の菌糸体となって、目に見えるくらいの大きなカビになります。  そして菌糸の先や途中から胞子をつくる枝をたくさん出して、その先端に多数の胞子をつくり、ここで成熟したカビの胞子が、空気中に放出、飛散され、空中浮遊菌となって、生育条件が整った場所に付着して、新たに成長していきます。
 カビが繁殖する条件を満たしているところに胞子がつくと、カビはあっという間に広がることになります。  ちなみに、カビだらけの部屋は、次々と胞子が放出、飛散するので、空気中の胞子が多量になり、そのための病気を引き起こしやすくなってしまいます。

■ カビが繁殖する条件
 カビにはいろいろな種類がありますが、一般的に繁殖する条件は次の4つです。

 1)温度
カビは5〜45℃で繁殖します。冷蔵庫の中の食品を考えれば、かなり低い温度でもカビが生えるのがわかると思います。ただ一般にカビは20℃を越えると急に活気づき、28℃前後がもっとも繁殖が盛んになります。
 2)湿度
カビには水分が必要で、湿度60%以上で繁殖しますが、80%を越えると猛烈な勢いで繁殖します。もちろん100%でもOKで、排水口などのヌルヌルしたぬめりもカビです。
 3)栄養分
カビが繁殖するには、栄養が必要で、ホコリ、汚れも栄養源。なんと塗料、接着剤なども栄養源です
 4)空気(酸素)

カビが発育するためには酸素を必要とします。毛皮のコートなどをしまうのに、密封して「脱酸素剤」を入れておくことがあります。酸素がなければ、カビも生えないし、虫も生きられないので、カビ、虫の被害もありません。
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