Subject : LPガスと都市ガス
カテゴリー: 生活情報
LPガス
-
LPガスとは英語のLiquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)の頭文字をとったものです。
日本では昭和27年頃から家庭用の燃料として利用されはじめ、いままで約2,700万世帯の家庭で使用され、都市ガスの2,500万世帯超える普及率を示しています。また、家庭・業務用以外にも工業用、LPガス自動車、電力用など幅広く使用さ
れています。ガス器具を買うときには、ガスの種類に注意しましょう。
LPガスの名称 |
プロパン・プロピレンの 合計含有量 |
エタン・エチレンの 合計含有量 |
ブタジエンの含有量 |
い号液化石油ガス
| 80%以上
| 5%以下
| 0.5%以下
|
ろ号液化石油ガス
| 60%以上80%未満
| 5%以下
| 0.5%以下
|
は号液化石油ガス
| 60%未満
| 5%以下
| 0.5%以下
|
都市ガス
-
都市ガスとして供給される天然ガスは、熱量、燃焼性の調整、また漏れた場合に速やかに知覚できるよう付臭を行ったもので、都市ガスの種類としては一般的に12A、13Aのガスです。また、天然ガスは、現在の都市ガス燃料の80%を占めています。
天然ガスの主原料はLNGです。 LNGとは、Liquefied Natural Gas(液化天然ガス)の略語で、メタンを主成分とする天然ガスを冷却・液化したものです。天然ガスは、国内の一部でも産出されますが、大部分は海外からマイナス162度まで冷却しますと液化し、その体積は1/600という小容量になり、タンカーによる大量輸送が可能となりました。
- ● 天然ガス
-
天然ガスは、油田地帯、ガス田地帯から産出するメタンを主成分とする無色透明の高カロリーの可燃性ガスで、古代の動植物が土中に堆積して生成されたものと一般的に言われています。また、地殻にガス単独で蓄えられているものを構造性ガス(ガス田ガス)、原油と共存しているものを油田ガス、地下水に溶解しているものを水溶性ガスといいます。
最近、地球誕生時に地殻の内部に進入した炭化水素などが変化してできた天然ガスが存在するという「地球深層ガス説」や、世界の12の海溝にシャーベット状のメタン(メタンハイドレート)が存在するとの調査結果が発表され、天然ガスは、これまで予想されていたものより広い範囲に、しかも大量に埋蔵されていると考えられます。
⇒
ガス機器
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]