Subject  : 脳卒中を予防するための生活上の注意

カテゴリー: 生活情報


 脳卒中を予防するための生活上の注意
脳卒中の半数以上は予防可能な病気なのです。脳卒中を予防するための方法とは、高血圧が脳卒中の最大の原因ですので、高血圧を予防したりコントロールするための生活習慣が特に大切となります。

(1)減塩(正常血圧の人は食塩1日10g以下、高血圧の人は1日8g以下を目標)、
(2)適正体重の維持(肥満している人はBMI25未満を目標)、
(3)節酒(目安として正常血圧の人は日本酒換算で1日2合以下、高血圧の人は1日1合以下)が基本となります。
(4)野菜・果物を毎日(できれば野菜は毎食、果物は1個くらい)とること、
(5)乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)などを毎日とること、
(6)大豆製品、豆類(大豆、豆乳、納豆、豆腐など)を毎日とること、
(7)肉または魚のおかずを毎日とり、肉か魚を同じくらいにするか魚を多めにする
ことが大切なポイントです。

 野菜、果物はカリウム、ビタミンC(また特に青い野菜は葉酸)、乳製品はカルシウム、大豆製品はカリウム、リノール酸、肉にはビタミンE、魚にはビタミンB12、n3系多価不飽和脂肪酸が豊富で、これらはすべて、脳卒中の予防に働くことが、動物実験のみならず、人間を対象とした追跡調査によって明らかになってきています。また、肉に多い飽和脂肪酸も、とりすぎると血中の総コレステロール値を上げ、心筋梗塞の原因となりますが、1日100g以下くらいととりすぎなければ、かえって脳出血になりにくくなることが示されています。

● 食生活のほか
肥満やそれに伴う糖尿病をコントロールするために、運動不足の人は1日30分以上早足で歩いたり、エスカレーター、エレベーターを利用せず階段を使うなど、日常生活の中で少しでも身体を動かす機会を増やすことが大切です。また過剰なストレス、過労、睡眠不足、夜間の脱水も脳卒中の引き金になることが知られていますので、高血圧、心臓病のある人は特に注意が必要です。

 ⇒ 食に関する情報源


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