Subject  : カビ(Mold)

カテゴリー: 生活情報


 カビ(Mold)
 かびは一般的な呼び名で糸状菌ともいい、真菌の中で栄養増殖の期間に菌糸がよく発達し、はっきりした特徴的な子嚢胞子または分生子をつくる真菌がかびとよばれている。
酵母のような単細胞の真菌を除いて、担子菌類、子嚢菌類、接合菌類、鞭毛菌類、不完全菌類のほとんどが含まれるが、担子菌類と子嚢菌類では子実体(きのこ)をつくらない微小菌類(microfungi)とよばれる真菌から酵母を除いた真菌のほとんどが含まれる。

一般的には保健衛生上や農林水産業、食品業、家庭などで有害なもの、経済的に損害を与えるもの、食品や建材の変質あるいは外観を損なうものなどがかびとよばれている場合が多いが、身近な黒かびや麹かびのように食品の製造に有用なかびもある。

■ カビが繁殖する条件
 カビにはいろいろな種類がありますが、一般的に繁殖する条件は次の4つです。

 1)温度
カビは5〜45℃で繁殖します。冷蔵庫の中の食品を考えれば、かなり低い温度でもカビが生えるのがわかると思います。ただ一般にカビは20℃を越えると急に活気づき、28℃前後がもっとも繁殖が盛んになります。
 2)湿度
カビには水分が必要で、湿度60%以上で繁殖しますが、80%を越えると猛烈な勢いで繁殖します。もちろん100%でもOKで、排水口などのヌルヌルしたぬめりもカビです。
 3)栄養分
カビが繁殖するには、栄養が必要で、ホコリ、汚れも栄養源。なんと塗料、接着剤なども栄養源です
 4)空気(酸素)

カビが発育するためには酸素を必要とします。毛皮のコートなどをしまうのに、密封して「脱酸素剤」を入れておくことがあります。酸素がなければ、カビも生えないし、虫も生きられないので、カビ、虫の被害もありません。
 ⇒ カビの発生を抑えるには

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