Subject : ADSL

カテゴリー: インターネット・通信

 xDSL
 メタル線(既存の電話線)を利用して高速通信を 行う技術を、DSLと呼びます 。DSLにはADSL、 RADSL、SDSL、HDSL、VDSL等多様な技術が存在するため、 それらを総称してxDSLと呼びます。
 ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)
 ADSLは1対のメタル回線(電話回線)を利用して下り方向(プロバイダーから ユーザへの通信)で最大限6Mbps、上り方向(ユーザからプロバイダーへの通信 )で最大640Kbpsの通信を可能にする技術です。 xDSL技術のなかでも最も代表的な存在です。ADSLは「上り方向」と「下り方向」 のそれぞれに用いられる周波数帯域幅が異なるため、通信速度も非対称です (下り方向により広い帯域幅を割いているため、下り通信速度も速くなる という特徴があります)。
回線の上り(メール送信など)と下り(ホームページ閲覧など)で速度が違う ことから非対称デジタル加入者線(Asymmetric Digital Subscriber Line) 、略してADSLと呼びます。
音声通話にも影響を与えないため、インターネットを利用中でも問題なく 音声通話ができます。 また、大規模な設置工事が不要です。
 SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)
 SDSLは1対のメタル回線を利用し、「上り方向」と「下り方向」で同じ帯域幅を 利用することから通信速度も「上り方向」と「下り方向」で対称(ほぼ同じ)に できる通信サービスです。
 HDSL(High-bit-rate Digital Subscriber Line)
 複数のメタル回線を利用して高速の対称型通信を実現する方式がHDSLです。 具体的には2対のメタル回線を利用した場合で 1.5Mbpsから2Mbps、1対の メタル回線を利用した場合で、768Kbpsから1Mbpsでの通信が可能です。 HDSLは通信距離に一定の限界があるものの、高速専用線の代替として用いる ことが可能です。
 VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)
 VDSLは基本的にはADSLと同様の方式の非対称の通信方式ですが、VDSLは ADSLより短い通信距離で、より高速な通信速度を実現するものです。 具体的には通信距離0.3Km程度の範囲であれば、下りが最大52Mbps、上りが 2Mbps程度の通信速度が実現できます。 VDSLはADSLと比較して通信速度が高速な反面、通信距離が短いことから、 電話局から幹線分岐点までが光ファイバ化され、分岐点から加入者宅までが メタル回線(例えばマンション)などで利用されています。

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