Subject : LANに使用する機器 

カテゴリー: インターネット・通信

 LANに使用する機器 
LAN(構内通信網)を構成するためには、複数のパソコン同士、 あるいはパソコンとルータとが互いにデータをやりとりするために、 ハブを設置します。
各々のパソコンにLANカードを装着します。ただし、既にLANに接続するための 機能が内蔵されている場合、LANカードは必要ありません。
各々のLAN用機器はケーブルでつなぎますが、無線LANっを使えば、ケーブルの 配線をしないですっきりつなぐことができます。
 ハブ 
ハブは、イーサネット規格の10BASE-Tや100BASE-Tなどで定められた集線装置の ことをいいます。 ハブは、ネットワーク上で、ケーブルを中継したり、分岐したりするための 機器です。複数のコンピュータを放射状に接続することができます。
 ● スイッチングハブ
スイッチングハブは、スイッチ機能を持つハブです。転送先のMACアドレスを見て、 適切なポートにのみ信号を中継します。
 ● MACアドレス
MAC(Media Access Control)アドレスは、LANカードに固有の物理アドレスです。イーサネットにおいて、複数のLANカードを識別するための番号です。
ここで、「固有」とは、二つのLANカードに同一の物理アドレスが割り振られることはないという意味です。また、ハードウェアそのものに割り振られるアドレスのことを物理アドレスと呼びます。 MACアドレスは、例えば 00608CF9CDA7 のように12桁の16進数で表されます。 そのうち先頭からの6桁は企業コードと呼ばれ、その機器を製造した企業( メーカー)を表しています。 後ろの6桁はメーカーが各自で割り当てます。
参考 :  Ethernet Codes master page
 ルータ 
ルータは、複数の異なるネットワークを中継するための機器です。 二つのコンピュータがデータのやりとりを行うためには、それぞれのIPアドレスをもとに、送信元のコンピュータと受信先のコンピュータとの間の適切な通信経路を選択しなければなりません。そのための作業をルーティングといいます。 ルータは、このルーティング機能を持ちます。
例えば、家庭内で使用されるルータは、インターネットに接続している環境において、家庭内LANとインターネットとを中継する役割を持っています。この場合のルータのことをゲートウェイと呼ぶ場合があります。
 ● NATとIPマスカレード
NAT(Network Address Translation)もIPマスカレードも、LAN内でのみ通用するプライベートアドレスと、インターネットにおいて利用できるグローバルアドレスを相互に変換し、プライベートアドレスが割り当てられているコンピュータがインターネットにアクセスできるようにする技術です。
NATはIPアドレスの変換だけを行います。したがって、LAN内の複数のコンピュータが同時にインターネットにアクセスするためには、一度にアクセスするコンピュータの台数分だけグローバルアドレスが必要になります。
IPマスカレードはIPアドレスだけでなくポート番号も変換します。 IPマスカレードはNAPT(Network Address Port Translation)とも呼ばれています。 IPアドレスの変換の仕組みはNATと同じです。しかし、それぞれのコンピュータに異なるポート番号(ダイナミックポート)を割り振ることにより、 1つのグローバルアドレスを複数のコンピュータで共有することを実現します。

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