Subject : メモリアドレス
カテゴリー : パソコン
メモリアドレス
-
一般に、メモリアドレスとは、メインメモリにおける位置を指し示す番号
のことをいいます。
メモリアドレスという概念は、物理的(ハードウェア的)なものではなく、
論理的(ソフトウェア的)なものです。記憶装置(物理的なもの)と、アドレス
(論理的なもの)とをどのように対応させていくかということです。
ハードウェアリソースとしてのメモリアドレスとは、デバイスのメインメモリへの
アクセスを制御するために割り当てられるメモリアドレスのことです。
メモリアドレスに関しては、次の二つの問題が生じます。
- メモリアドレスを使い切った時点で、たとえ物理的にメインメモリの空き容量があっても、それ以上デバイスのためにメインメモリは使用できない。
- メモリアドレスを先にたくさん用意しすぎると、メモリアドレスを目一杯使用したとき、メインメモリの物理的な容量が追いつかない。
Windowsは、仮想メモリ機能により、仮想メモリアドレスと呼ばれる16進数で00000000からFFFFFFFFまでの番号を用意して、まるですべての番号がメインメモリに対応しているかのように見せかけます。
仮想メモリ機能とは、物理的にメインメモリが不足しても、ハードディスクに一時的に格納する(スワップする)ことによって不足を補う機能のことです。これにより、常に4GB分の記憶領域を確保することができます。
つまり、Windowsは、仮想メモリ機能により、メモリアドレスに関する上記の二つの問題を解消しています。
⇒ パソコンとは?
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]