Subject   : アーカイバ(archiver)

カテゴリー  : パソコン 


 アーカイバ(archiver)
複数のファイルを一つのファイルにまとめたり、逆に、まとめた ファイルから元のファイルを取り出したりする(解凍する) ソフトウェアのことです。 まとめたファイルをアーカイブといいます。 関連するファイルをひとまとめにすることで、ネットワークを 通じた送受信の手間を軽減したり、ディスクの管理を容易に したりできます。 最近ではファイルをまとめる際に圧縮する機能を持ったものが 一般的で、圧縮ソフトと同じ意味で使われることが多いです。 代表的なアーカイバとしては、WindowsではLHAやWinZipなどが、 UNIX系OSではTARが、Mac OSではStuffItなどが使われています。

● ZIP圧縮
世界的にもっとも広く使われている。WinZipなどのソフトが対応している。通常は拡張子に「.ZIP」が使われるが、実行ファイル形式(自己解凍形式)で解凍ソフトが必要ないものもある。欧米ではMS-DOSの頃からよく使われていた形式で、日本ではWindowsの普及とともに広まった。
● LZH圧縮
吉崎栄泰氏が開発したフリーソフトウェア「LHA」で使用されていた形式で、主に国内で普及している。圧縮率に優れていることから、ネットワークを通じてソフトウェア配布を行なうための圧縮形式としてよく利用される。 ファイルを圧縮・解凍するソフトウェアに「LHA」などがある。
● CAB圧縮
Microsoft社が開発した形式で、ソフトウェアの配布に適した構造となっている。WindowsなどのソフトウェアはCAB形式で圧縮された状態で販売されており、インストーラがこれを解凍してインストールを行なう。 圧縮したファイルには「.cab」という拡張子がつけられる。
● TAR(Tape Archival and Retrieval format )
UNIX系OSで広く普及しているアーカイブ形式です。 圧縮機能はもっていないので、アーカイブ機能のないGZIPと組み合わせて使用される。TAR形式のファイルには、ファイル名の末尾に「.tar」とつけることが多い。 TAR形式のアーカイブの作成と展開を行なうソフトウェア(コマンド)でも あります。 GZIPは、GZIP形式のファイル圧縮・解凍機能を提供するソフトウェア(コマンド)。UNIX系OSで広く普及している形式である。複数のファイルを一つのファイルにまとめるアーカイブ機能がないため、アーカイブ機能のみを持ち圧縮機能を持っていないTAR形式と組み合わせて使われる。GZIP形式で圧縮したファイルには、ファイル名の末尾に「.gz」とつけることが多い。

 ⇒ 圧縮ファイル

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]