Subject : 細胞と核
カテゴリー : 学びの館 > 生物
細胞と核
-
ウイルスを除くすべての生物体の構成単位です。
細胞は、外界と一枚の膜 (細胞膜) でさえぎられた構造をもち、
分裂によって増殖します。
一個の細胞からなる単細胞生物と複数個の細胞からなる多細胞生物に分類されます。
細胞の内部には、核、ミトコンドリア、ゴルジ体、中心体などが含まれている。植物細胞は、さらに葉緑体、発達した液胞を含み、動物細胞とは異なる構造をしている。細胞の発見は、1667年、フックがコルク片を観察し、蜂の巣状の細胞壁を見つけたことに端を発する。このとき、はじめて細胞と名づけられた。
人間は、およそ60〜70兆個の細胞からなる多細胞生物です。
ヒトの細胞の一般的な形態は核を細胞質が囲んでいます。核には遺伝子がある。
ヒトの血液中にも無核の細胞がある。 それは赤血球です。核のあるはずの
中心部がへこんでいます。無核であるため寿命がある。血液中で90日から120日働いて死亡する。寿命の尽きた赤血球は肝臓で破壊される。
赤血球のもとになる細胞(赤芽細胞)には核がある。したがって,骨髄内では盛んに分裂して増殖している。血管に出る直前に核を捨ててしまうのである。
そして,酸素を運ぶ機能に特殊化してしまうのです。
それに対し、白血球は多核の細胞です。(単核の白血球もある)
白血球が多核化するのは核分裂後に細胞質が分裂しないからである。多核の細胞として有名な組織に横紋筋があるが,横紋筋の多核化は分裂後の細胞が融合することによる。核があるので,白血球は分裂が可能である。異常に増殖した状態が白血病(白血球のがん)です。
- ● 核
-
細胞内にあって、二重構造の核膜で仕切られた細胞小器官。遺伝情報の担い手であるDNAを含んでいる。生命活動に欠かせない酵素などのタンパク質は、この遺伝情報に基づいて合成されている。したがって、核を取り除いた細胞は生存不可能となる。細胞分裂のとき、核膜は消失し、糸状になった染色体が2個の娘細胞に分配される。なお、細菌など単純な構造をもつ細胞には核膜は存在しない。これを原核細胞という。また、これに対して、核膜の存在する細胞を真核細胞と呼ぶ。
⇒
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]