紅葉が楽しめる木を植えたい

紅葉する木々 ひとくちに紅葉と言っても、さまざまな色があります。厳密には赤色に変わることを「紅葉（こうよう）」と言い、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ツタウルシ、ヤマツツジ、ドウダンツツジ、ヤマザクラ、ナナカマドなどが代表的です。黄色に変わるのは「黄葉（おうよう）」と言い、イチョウ、シラカンバ、ポプラ、ハルニレなど。褐色に変わるのは「褐葉（かつよう）」と言い、ブナ、ミズナラ、ケヤキ、トチノキ、スズカケノキなどが挙げられます。植物図鑑で落ち葉の色や形から木の種類や名前を調べてみましょう。

　美しい紅葉のためには

紅葉は1日の最低気温が8℃以下の日が続くと色づきはじめ、5℃以下になると一気に進むと言われています。美しい紅葉のためには、「昼夜の寒暖の差が大きい」「日照時間が長い」「空気がきれい」「葉に十分な光が当たる」「適度な湿度がある」などの条件がすべて揃っていることが必要です。紅葉の名所を見ればなるほどと思いますが、最近は地球温暖化の影響か、気候が不安定なうえに大気汚染も進み、毎年同じ時期に同じ場所で美しい紅葉を見ることが難しくなっています。