Subject  : 骨折・捻挫(ねんざ)・肉離れの応急処置

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 骨折の場合の応急処置
患部が変形したり、痛みや腫れがひどいときは骨折の疑いがあります。 痛みや腫れが少なくても、エックス線撮影をしてみると、骨にひび入っていることもしばしばあります。そこで、「曲げない」「動かさない」「副き木を当てる」の応急処置をして医療機関へ来て下さい。

動かさないようにし、冷却します。傷があれば止血・消毒。添え木は身近なもので代用。骨折部分の上下の関節に届く長さで、幅も十分あるものを選びます。これを布などで2カ所以上結び、骨折箇所を固定してすぐ病院に。

 捻挫や打撲の場合
患部を濡れタオルや冷湿布で冷やし、三角巾などで固定。

捻挫や打撲のときに、何故冷やすのかといいますと、患部が腫れ上がってくるのを抑えるためです。この腫れの原因は、血管から滲み出した水です。冷やすことにより血管を収縮させ、流れる血液の量を減らせば、滲み出す水も減り、腫れが抑えられます。この腫れは3日目くらいにピークに達します。ですから、3日目までは患部を冷やして下さい。また、この期間には、血行を促す働きのある入浴や飲酒を控えることも大切です。
腫れが治まってくる4日目くらいからは、傷ついた患部を早く治すために、患部を暖めて血管を広げて血液量を増やすようにします。

痛みが強かったり、腫れが大きい時、変形があるときは、すぐ病院へ。横になるときは、患部を心臓より高くして安静にします。

 肉離れの場合
まず、その患部に伸縮包帯を巻くか、あるいはサポーターをするなどして固定します。痛みがひどいときは、固定した上から、氷のうなどで冷やします。

●病院へ行くときの注意点
患者は歩かないようにすること。補助してくれる人に連れていってもらう。このとき、患部は冷やして固定したままで。
 ⇒ 防災対策の知識
 ⇒ 応急処置法

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