Subject  : 防火の心得

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 住宅で多い出火パターン
出火箇所別に見ると、居室と台所の2つで全体の7割を占めています。さらに、これらの2つの出火箇所について、その出火源を見ると、台所では調理器具が約8割で、そのうちガスコンロだけでも約7割と多く、当然のことながら調理時の火気使用に伴う火災が大半であることがわかります。
居室の場合は、台所のように火気の使用用途がー種類に集中することはないのですが、そのなかでは、たばこが約3割を占めます。たばこ以外では、暖房器具関係が全体で1割、そして最近増えてきているものとして電気火災関係の電気器具コードや差し込みプラグが約1割あります。
台所と居室の各出火源について、その着火物(最初に燃えだしたもの)を調べると、台所の出火パターンは、調理中にその場を離れ、放置・忘れたために食用油に火が入ったいわゆる「天ぷら油火災」がほとんどです。
居室の場合は、ひとつには、たばこの不注意な放置や寝たばこによって布団類へ着火するケース、そしてもうひとつは、暖房器具のつけっぱなしや可燃物の付近により布団類、衣類・布類に着火するケースです。
 防火の心得
◆ 家の周りに燃えやすいものは置かない。

◆ 油を使用しての料理のときはその場を離れない。
天ぷらやフライを揚げるときは、その場を離れない。離れるときは必ず火を消してから。天ぷら油は約15分で摂氏350度に達し、自然発火する。もし火が付いた場合、あわてて水を入れると油が飛び散り、大変危険。
◆ コンロは壁から15センチメートル以上離して置き、壁は不燃材でカバー
◆ カーテン、ふすま、障子などから離してストーブを置く
◆ ストーブの近く(特に上)で洗濯物を干さない
◆ ストーブに火をつけたまま移動、または給油をしない
◆ コンセントにほこりをためない
コンセントに電気コードを接続したままにしておくとホコリがたまり(特に家具の裏)、ショートして火災になることがあります。
◆ ひとつのコンセントからいくつも配線(たこ足配線)しない
たこ足配線や折り曲げ等による負荷よって電線皮膜が熱を持ち溶けてしまうこともあります。
◆ ふろの点火の前に水を確認 空だきをしない
◆ 寝タバコはしない、させない。
◆ 風が出てきたらたき火は中止。燃えている時は、側を離れず、後始末は完全に。
◆ マッチ、ライターなどを子どもの手の届く場所に置かない

 ⇒ 初期消火のコツ

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