Subject  : 肥満予防

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 肥満予防
肥満とは、体内に脂肪(体脂肪)が過剰に蓄積されてしまった状態のことをいいます。一般的にはBMIが25以上だと肥満とされます。 肥満がこわいのは、万病の元だからです。なぜなら脂肪をため込んだ脂肪細胞は、糖尿病、高血圧、高脂血症を誘発する物質(アディポサイトカイン)を分泌するからです。さらにこれらの病気から動脈硬化が起こり、心臓病や脳卒中までもが引き起こされる可能性があります。ほかには脂肪肝や胆石、痛風、睡眠障害、不妊などあらゆる病気の原因となります。

肥満は、糖尿病や動脈硬化の誘因になるばかりでなく、脳梗塞(こうそく)や狭心症、心筋梗塞などの命にかかわる重大な病気の危険因子にもなります。ズボンのベルトの穴が1つずれたら、太り始めたことを自覚して、食生活や生活習慣を見直すようにしたいものです。

肥満を予防するには、脂肪や糖質の多い食生活を見直し、なるべくこまめに体を動かしたり、ウオーキングなどの適度な有酸素運動を心がけることが大切です。 どうしても食べすぎてしまう人には、食物が胃の中にとどまる時間を長くして満腹感を得やすくしたり、腸でのコレステロールの吸収を抑制する食物繊維が有効といわれています。また、ギムネマ酸には腸からの糖質の吸収を妨げる働きがあります。 肥満を防ぐには腸から吸収された糖質や脂肪をスムーズに代謝する必要があり、代謝に欠かせないのがビタミンB1やB2、マグネシウムです。 体に蓄積された脂肪を効率よく燃やすにはカプサイシンやカルニチンが有効と考えられています。また、ブドウ糖は細胞の中で燃やされてエネルギーになりますが、ブドウ糖を細胞に取り込むときにはインスリンが必要です。マンガンはインスリンの生成にかかわっていますし、クロムにはインスリンの作用を高める働きがあることがわかっています。

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 ⇒ 内臓脂肪と皮下脂肪

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