もしも車が水中にはまってしまったら

自動車はマフラーの高さより水かさが増えるとエンジンは止まって しまいます。
車が水中にはまってしまったら、まず落ちついて、シートベルトをはずし、窓を開け脱出します。窓が開かない場合は、側面の窓ガラスを脱出用ハンマーなどで割って脱出。窓が割れない場合は、車内に水が流れこんで車内外の水圧差がなくなるまで浸水するのを待ち、ドアを開け脱出します。

ちなみにハンマーがなくてもシートのヘッドレストの部分を引き抜いて、 鉄のかどの部分でガツンとやると簡単に割れるそうです。
万一、水中に転落した場合でも、あわてないで！クルマはすぐには沈みません。落ち着いて行動すれば、自力で脱出することが可能です。 エンジンが重いので、後ろから脱出するのが良いようです。

　●　窓から脱出する場合

窓を開ける
窓から脱出する
背中側から外に出るようにすると脱出しやすい。
万一、窓が開かない場合は ドアガラスを割る。 先のとがった脱出用ハンマーを使うと簡単に割ることができます。脱出用ハンマーはディーラーやカーショップで購入できます。
フロント・リヤウインドウガラスは割れにくい構造になっているものもあるので注意！ドアガラスの位置まで水没してから割るとガラスの破片や水が急激に流れ込むため危険です。

　●　窓から脱出できない場合

浸水が進み窓を割ることが危険な場合や、割ることができない場合は ドアのロックを解除します。 電気式のものでも各ドアにある手動のレバーやノブで解除できます。
胸から首のあたりまで浸水するのを冷静に待ちます。水圧の抵抗がなくなる まで待ちます。
大きく息を吸い込みドアを開け脱出する。
水の抵抗でドアは重くなっているので、足などで力を込めて開けます。

　⇒　防災対策の知識