Subject : 情報システム管理者
カテゴリー : 産業・技術
情報システム管理者
-
LANやインターネットを使ったシステムを運用する場合、システム管理者
の役割がとても重要になります。
システム管理者は通常シスアドと呼ばれますが、よく似た言葉に、
シスオペ、Webマスター、システムインテグレータ(SI)、システムエンジニア(SE)
などがあります。
- ● シスアド(システムアドミニストレータ)
-
ネットワークを利用する場合、全体を運営・管理する責任者が必要になる。この責任者を、システムアドミニストレータ(System administrator)と呼ぶ。略して、シスアドということもある。
単にパソコンの調子が悪いとか、電子メールが送れないといった場合に対処するだけでなく、ユーザーIDの管理や、外部からの不正アクセスの監視、機器やソフトのアップグレードなど、いろいろな仕事がある。
- ● シスオペ(システムオペレーター)
-
コンピュータ・ネットワークの運営・管理を行う人をシステムオペレーターと呼んでいる。略してシスオペということもある。
ただし、社内LANなどの管理を行っている人は、システムアドミニストレータ(シスアド)とかシステム管理者と呼ばれることが多い。
パソコン通信などの電子会議室では、その会議室の主催者や運営者をシステムオペレーター(シスオペ)と呼んできた。一般的には、こっちの意味で使われることが多い。
電子会議室のシスオペは、ネットワーク機器やソフトの管理よりも、会議室に参加している人たちの意見をとりもって、いざこざが起きないように調整したり、不適当な意見を削除したりするリーダー的な役割が大きい。
- ● SI(システムインテグレータ)
-
情報システム(業務用コンピュータとか、LANなどのコンピュータ・ネットワーク)を導入するとき、必要な作業を一括して請け負う業者(企業)のこと。
システムインテグレータ(System Integrator)を略して、SI または SIer と書く。
情報システムを構築する会社とかいうか業種を表している。たとえば、建設会社をコンストラクターといったり、販売会社をベンダーというのと同じだ。
システムインテグレータの仕事の中心は、その会社に必要なコンピュータや通信機器、ソフトを選定して設置すること。しかし現在では、情報システムを活用するために必要な業務改善計画の立案(コンサルティング)から、システム導入後のユーザー教育、システム管理・監視の代行、メンテナンスまで一括して行う、としているところが多い。
- ● SE(システムエンジニア)
-
情報システム(業務用コンピュータとか、LANなどのコンピュータ・ネットワーク)を導入するときに必要な作業を取りまとめる技術者のこと。
具体的には、コンピュータ化する業務内容を分析して、適切なコンピュータやソフトを選び、細かな仕様などを決めていく。実際にプログラムを作るプログラマーと違って、情報システム導入プロジェクトを仕切るディレクター的な役割が大きい。そのほか、メンテナンスとかシステムの更新などの仕事も請け負います。
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]