Subject   : 財務諸表

カテゴリー : 政治・経済


 財務諸表(Finacial Statement )
 企業の一定期間の財務状態を記した書類、決算書とも言われる。具体的には、 資産状況を示した「貸借対照表」、 損益状況を記した「損益計算書」、 キャッシュの流れを記した「キャッシュフロー計算書」などがある。

● 貸借対照表(balance sheet):たいしゃく・・・
 特定期日(決算期日)の企業の資産と負債を対照表示したもの。
 企業が調達した資本は負債(貸方)の部に掲げられ、このうち株主資本(内部負債=自己資本ともいう)は資本、他人資本(外部負債)は負債に振り分けられる。一方、これらの資本を運用して得た資産は資産(借方)の部に掲げられる。資産と負債は必ず同額になるようにできており、釣り合い(バランス)がとれているところから、貸借対照表を英語ではバランスシートという。損益計算書、剰余金計算書、キャッシュフロー計算書などとともに、最も重要な財務諸表の1つといえる。

● 株主資本比率
企業の財務安全性を見る指標の1つ。株主資本を総資産で割った比率のこと。株主資本比率が高ければ会社自体の資本が多いので、長期的な支払い能力が高いといえる。言い替えれば、株主資本比率が高い企業は、景気低迷などで業績が悪化したとしても倒産の確率が低くなる。

● 売上高総利益率(ratio of gross profits to sales)
 売上高から売上原価を引いたものを総利益(または粗利益)という。この総利益が売上高の何パーセントに当たるかを示すのが売上高総利益率である。
 製造業ならば管理部門などを除いた生産段階の収益性、商品の採算性を見るのに使われる。

 ⇒ 企業の決算数字の意味

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