Subject   : CIとDI

カテゴリー : 政治・経済


 CI(Composite Indexes)とDI(Diffusion Indexes)
景気動向指数(CIとDI)は、それぞれ29項目の指標を組み合わせて算出した指数です。

内閣府では、2008(平成20)年3月分までDIを中心に公表してきましたが、同年4月分(速報)からはCIを中心に公表しています。

● CI(Composite Index:コンポジット・インデックス)
CIは、景気変動の大きさやテンポ(量感)を示す指数です。基準となる年を決めて、その基準年と比べてどれぐらい景気が変化したかを調べます。 CIは、景気変動を「量的」に把握する

  基準となる年を100として、一致指数が100より上昇していれば景気は拡張局面に、逆に100より低下していれば景気は後退局面にあることがわかります。一致指数の変化の大きさは、景気の拡張や後退の大きさをあらわします。

● DI(Diffusion Indexes:ディフュージョン・インデックス)
DIは、景気動向の方向性を示す指数です。各指標の数値が上昇しているのか、低下しているのかを調べます。

採用された指標を3ヶ月前の数値と比較して、改善(プラス)、変化なし(横ばい状態)、悪化(マイナス)に分類します。改善(プラス)を1、変化なし(横ばい状態)を0.5としてそれぞれ合計して採用指標数で割ると、指数を計算できます。  
一致指数が50%以上なら景気が上向き、50%以下なら景気が下向きと判断されます。  
景気基準日付の判定 DIは、景気の転換点となる景気基準日付(景気の山・谷)の判定に用いられています。しかし、景気の判断を変更するには、上向きあるいは下向きの状態が数ヶ月続く必要があります。
 ⇒ 景気動向指数 (diffusion index)

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