Subject   : 為替政策

カテゴリー : 政治・経済


 為替政策
 為替銀行が為替売買に対して採用する様々な政策と、国家が外国為替に対して直接的または間接的に干渉する政策の2つを指す。前者は個別資本としての為替銀行の経営政策で、私的な為替操作であり、後者は国家の経済政策で公的な為替操作である。

● 通貨バスケット(basket of currencies)
 為替政策の1つで、自国通貨をいくつかの主要な貿易相手国通貨の加重平均と連動させる方式。
 例えばある国の通貨を円70%、ドル30%のバスケットに連動させると、円が対ドルで1%上昇してもその国の通貨の対ドル上昇は0.7%にとどまり、為替は安定する。構成通貨や比重などは通常、貿易決済に占める各主要通貨の比率をもとに決められる。中国は2005年7月、人民元の対ドル相場を2%切り上げ、通貨バスケット制を参考にする為替制度に移行した。
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