Subject   : 水平走査周波数と垂直走査周波数

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 水平走査周波数(horizontal scan frequency)
ディスプレイが1秒間に描画するライン(横線)の数で、ディスプレイの画面描画 の速度を表します。「水平同期周波数(vertical synchronous frequency)」 とも呼ばれます。これを画面のライン数で割ったものが垂直走査周波数(1秒間に 画面を書き換える回数)です。
水平走査周波数90kHzのディスプレイは、 1秒間に9万本のラインを描画することができます。800x600の解像度なら、 90000/600で最大150Hzの垂直走査周波数が得られますが、そんなに早い スピードでデータは書き換えてはいません。
現行のテレビが15,750回(15.75kHz)、ハイビジョンで33,750回 (33.75kHz)、クリアビジョン(プログレッシブ)で31,500回(31.5kHz) です。
水平走査周波数が高いほど、画面の解像度や同時発色数を上げることが できます。また、同じ解像度なら、この値が高いほど垂直走査周波数を 上げられるため、よりちらつきの少ない表示をすることができます。

 垂直走査周波数(vertical scan frequency)
ディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数で、ディスプレイの画面描画の 速度を表します。「垂直同期周波数(vertical synchronous frequency)」とか 「リフレッシュレート」とも呼ばれます。 単位はHz。垂直走査周波数70Hzのディスプレイは1秒間に70回画面を再描画します。 この値が高いほど、画面の解像度や同時発色数を上げることができます。 おおむね70Hz以上だと画面のちらつきが気にならないと言われています。
垂直走査周波数が低いと画面にちらつきが現れ、見にくくなる。同じ垂直走査周波数なら、水平走査周波数が高いほど解像度を上げることができる。

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