Subject   : CIF(Common Intermediate Format)

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 CIF(Common Intermediate Format)
ITU(国際電気通信連合)が定めた映像信号フォーマットの標準の一つで、 352×288画素、毎秒30フレームの映像に対応しています。
 テレビの映像信号は国や地域によって方式が異なるため、これらの 異なる方式間でもテレビ電話などによる通信が行なえるよう、 共通の中間形式として策定されました。 主にテレビ電話などの低ビットレートでのコミュニケーション用途を 想定しています。
 ITUの定める映像符号化標準のH.261やH.263、テレビ会議システム 標準のH.320やH.323などで用いられています。
 派生規格として、画素数を縦横それぞれ2倍にした4CIF、 4倍にした16CIF、 1/2にしたQCIF(Quarter CIF)、 さらに小さい規格のSub-QCIFなどがあります。 様々な解像度の機器で利用できるようになっています。
 H.263 
1996年にITU(国際電気通信連合)が勧告した、映像の圧縮符号化方式の標準の一つで、 H.261を改良・発展させたものです。アナログ電話網など低ビットレートの回線でも テレビ電話やテレビ会議が利用できることを目指した圧縮方式です。  符号化の基本的な方式はH.261と同様で、動き補償フレーム間符号化と DCT(離散コサイン変換)を組み合わせたアルゴリズムを利用しています。 H.263ではこれに加えて、半画素精度の動き補償や可変長符号化の改善が 行なわれ、圧縮効率を高めています。 さらに、性能を向上させるためのいくつかの符号化オプションが用意されています。  H.263ではアナログモデム(28.8kbps〜33.6kbps)のような低ビットレートに おける高効率な映像転送を目標としているため、いくつかのオーバーヘッド となる情報が削減されており、状況によって解像度やフレームレートを 間引くこともできるようになっています。

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]