Subject   : アナログのビデオフォーマット

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 アナログのビデオフォーマット
家庭用ビデオとしてもっとも普及しているのがVHS(Video Home System)です。 S-VHSはVHSの拡張規格で、水平解像度(テレビ画面 縦方向で、何本の線を識別 できるかという値)を従来の240本程度から400本程度に改善したものです。
家庭用ビデオカメラは、8mm幅のメタルテープを使用する規格です。 これもノーマルタイプで水平解像度は240本程度、Hi8タイプで400本程度でした。
ベータ方式の、EDモードでは水平解像度500本でしたが、普及はしませんでした。 一般のテレビ放送の水平解像度はせいぜい300本ちょっとでありますが、
● 家庭用アナログビデオの限界
放送の映像より録画の映像の方が悪いことに気付きます。 その理由は主に「録画・再生に伴いノイズが増える」、 「家庭用ビデオデッキは色帯域が狭い」という2点にあります。
家庭用でも色帯域を狭めず記録するW-VHS(アナログ記録)がありますが、 これからは、DV、D-VHS等のデジタルのフォーマットが主流になってきて います。
NTSCの色帯域は1.5MHzあります。しかし、VHS等の家庭用ビデオでは、 テープの速度などの関係でまるまる記録することができないので、 0.5MHzに帯域を狭めて記録しています(もともと3.58MHzの色信号を、 VHSでは629kHzに低域変換している)。これにより微妙な色の違いが 再現できなくなってしまいます。さらにノイズによってざらざら 感や色のもやもや感が加わり、画質を低下させています。

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