Subject   : テトラサイクリン塩酸塩

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 テトラサイクリン塩酸塩
抗生物質で、細菌を直接殺す作用があります。ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、リン菌、大腸菌、インフルエンザ菌などに効力を示すので、皮膚、呼吸器、耳鼻科、歯科、泌尿器領域の感染症に用いられます。

内服は血液中の抗生物質の濃度を保つため、できるだけ一定時間ごとに服用しましょう。食道につかえると、粘膜を傷つけることがあるので、多めの水(コップ1杯くらい)で服用します。トローチは、口の中で作用させるものなので、飲み込まずにゆっくり溶かすようにします。スルホニル尿素系の血糖降下剤との併用で、血糖降下作用が強化されることがあります。

 【副作用】
内服とトローチでは食欲不振、吐き気、口内炎などが起こることがあります。また、母乳中に移行するため、小児では歯の着色などの副作用を生じることがあるので、授乳中には用いないほうがよいでしょう。軟膏は塗った部分が赤くなったりすることがあります。まれに光線過敏症を起こすことがあります。
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