Subject   : ナノクリスタル(Nanocrystals)

カテゴリー  : 産業・技術 > 材料技術


 ナノクリスタル(Nanocrystals)
「ナノクリスタル(ナノ結晶)」は、ナノメ−トルオーダーの結晶のことで、超微細結晶である。ナノスケール半導体として知られている。ナノクリスタルは、数百から数万個の原子が集まった原子会合体である。

 ナノクリスタルのサイズは、直径約10ナノメータで、分子より大きく、バルク結晶よりは小さい。バルク結晶からナノ結晶へのサイズを変えるだけで、その性質を制御できる新しい物質ができる。つまり、ナノメータサイズの半導体微結晶は、バルク状の半導体結晶とは異なったエネルギー準位を持ち、新しい機能を発揮する。

◆ 応用分野
ナノクリスタル発光デバイス・センサーへの応用。
ナノクリスタルシリコン単一電子デバイス、量子ドット結晶によるレーザへの応用。
高温超伝導体薄膜のデバイスへ応用。

○ 蛍光性半導体ナノクリスタル
 発光強度が高く、シャープな発光スペクトルを持つ量子ドットです。サイズのばらつきが少なく、高い量子効率を実現しました。サイズの違いにより、異なる蛍光特性を示します。蛍光強度が高く、単一励起光源で複数の蛍光色を励起可能なため、実験、観察が容易になります。
 ⇒ ナノテクノロジー(Nanotechnology)

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