Subject : バイオセラミックス(Bioceramics)
カテゴリー : 産業・技術 > 材料技術
バイオセラミックス(Bioceramics)
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生体機能を代行するセラミックス。生体適合材料の一種で,主に人工骨や人工関節,歯,人工歯根などに用いられる。人体に対する毒性がなく,生体組織によくなじみ,しかも耐久性があることが求められる。
生体材料としての非金属無機材料をバイオセラミックスといいます。セラミックスは生体内においても周囲組織に溶出せず、安定であるため、生体組織との親和性がよいこと、摩擦、摩耗に優れるという特徴があります。生体内不活性型と活性型があります。
生体内不活性型セラミックスにはアルミナ(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)、チタニア(TiO2)などがあります。
生体内活性型には、みなさんも名前を良く聞く、リン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)があげられます。
不活性であると、生体適合性はよいと今までは言われてきましたが、近年になって、活性型のハイドロキシアパタイトなど、組成が歯や骨と同様であることから、骨との結合性が良く骨形成が早く進むことが期待され、研究が進められています。
医用材料,歯科材料,骨修復材料,癌治療用材料,医用セメント,人工臓器用材料,抗菌抗黴材料,医薬徐放材料,生体成分分離・精製材料,バイオセラミックス,バイオミメティックセラミックス,バイオミメティック法によるセラミックス合成,バイオミネラリゼーション,バイオメカニックス,バイオセンサー,バイオリアクター,バイオテクノロジーなど全般に使われています。
リン酸塩ガラスがバイオセラミックのバイオガラスとして利用されているようです。特に人工骨、人工の歯の永久歯根などに使用が検討されています。
ご承知のように、骨はリン酸カルシウムを主成分としていますから、リン酸塩のガラスは親和性がいいのでしょう。強度も保証できそうです。何よりも他のセラミックと違いガラスは加熱変形が可能で、加工に適していますから、ガラスをバイオ関係に利用しようと研究が進んでいます。
- ○ 水酸アパタイト多孔体
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水熱合成法により形態が制御された水酸アパタイト結晶で構成された骨形成を促進する多孔体(人工骨)の創製に挑戦しています。
⇒
ファインセラミックス
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