Subject : 腸内細菌学
カテゴリー : 学術情報 >
腸内細菌学
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腸内細菌学とは、腸内に生息する細菌(腸内細菌)の種類、数、機能、そしてそれらが健康に与える影響を研究する学問分野です。近年、遺伝子解析技術の進歩により、腸内細菌叢(フローラ)の構成や病気との関連性が明らかにされ、生活習慣病やアレルギー、さらには精神・神経系疾患など、幅広い疾患の予防・改善への応用が期待されています。
ヒトの腸内には500〜1000種類、およそ500〜1000兆個の腸内細菌が生息していると言われ、その多様な細菌の集合体を「腸内フローラ(花畑)」と呼びます。
種類分類:腸内細菌は主に「善玉菌」、「悪玉菌」、「日和見菌」の3種類に分類されます。
大腸がんや炎症性腸疾患、肥満、糖尿病などの生活習慣病、アレルギーや自己免疫疾患、うつ病や自閉症スペクトラム障害などの精神・神経系疾患など、広範囲な病気との関連が研究されています。
プロバイオティクス・プレバイオティクスとは、腸内環境を整えるためのプロバイオティクス(善玉菌)やプレバイオティクス(善玉菌のエサとなる食物繊維など)の研究も進んでいます。
腸内細菌叢の検査・分析サービスも登場し、個々の腸内環境を把握し、食生活の改善などを通じて健康づくりに役立てられています。
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維やオリゴ糖を多く含む食品(発酵食品など)を摂ることが大切です。
糖質や脂質の摂りすぎは悪玉菌を増やす原因となるため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
<出典:>
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プレバイオティックス
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